リウマチについて
リウマチは、関節や骨、筋肉などの運動器に痛みやこわばりを起こす病気の総称です。その中で代表的な疾患として関節リウマチが挙げられます。
関節リウマチは、多発性の関節炎のため、手の指や手首、肘、膝、足首、足の指などいくつもの関節の袋である滑膜が炎症を生じて腫れて痛む病気です。
症状が進行すると、この滑膜炎が悪化し、骨や軟骨が破壊されて関節に変形が起こり、関節の可動範囲が狭くなることで日常生活に支障を生じたり、以前は寝たきりになってしまうことがありました。
しかし治療法の進歩により、リウマチの早期発見と新薬の開発により、痛みの改善だけでなく進行そのものを抑えることが可能となりました。 当院の阿部医師は日本整形外科学会リウマチ認定医であり、また日本リウマチ財団登録医です。
リウマチの原因
リウマチの原因については多くの諸説がありますが、明確なものはわかっていません。
ウイルスや細菌感染、ストレス、出産を機に、免疫系の異常が起こり自分の身体の一部が自分を攻撃してしまう状態と考えられています。
リウマチの治療
関節リウマチの診断は、問診、血液検査、レントゲン検査などを行います。 関節リウマチと判断された場合、できるだけ早期に抗リウマチ薬や生物学的製剤を用いることが推奨されています。現在様々な新薬が開発され、それらを工夫することで以前には難しかった関節破壊の進行を食い止め、機能回復を得ることができるようになりました。しかし、それらは様々な副作用があり、十分に理解をして治療を受けることが大切です。
また、リハビリテーションによる理学療法や運動療法を行うことで、機能回復を得られ、また機能を維持することができるようになります。
また、外科的手術が必要と判断した場合は、適切な医療機関と連携した治療を行います。