予防接種
予防接種の目的は、さまざまな感染症を予防、悪化・合併症を防ぐことです。
免疫力をつけるためにもワクチンを投与し、一人一人がかからないように予防することが大切です。当院では、インフルエンザや肺炎球菌などの各種予防接種を行っております。
インフルエンザとインフルエンザ予防接種
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザにかかった人が、くしゃみや咳などをすることにより、ウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことによって感染していきます。
典型的な症状は、高熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などで、喉の痛み、咳、鼻水などがあります。また、普通のかぜに比べて全身症状が強いことが特徴です。
特に高齢者や慢性疾患をお持ちの方やお子様は、気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することがありますので注意が必要です。
インフルエンザ予防接種について
2020年度インフルエンザ予防接種は終了しました。2021年度のワクチンに関しては9月末以降にお知らせ予定です。
インフルエンザワクチンは、接種してから免疫ができるまで約2-3週間かかります。
効果は約5ヶ月間持続しますので、早めの接種をお勧め致します。
尚、インフルエンザ予防接種はインフルエンザに罹患しにくくなりますが、必ず防げるわけではありません。
万一、インフルエンザにかかったとしても重症化を防ぐことが可能です。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌によって引き起こされる肺炎を予防し、また、万一かかったとしても、重症化するのを防ぐワクチンです。
肺炎は、主に65歳以上の高齢者を中心とし、日本だけでも年間10万人近くの方が亡くなっています。これは4番目に多い死因とされています。
65歳以上の方は、肺炎球菌ワクチンの予防接種を必ず行うように心がけましょう。
特にリウマチの患者様にはお奨めします。
尚、肺炎球菌ワクチンは接種してから免疫ができるまで約3週間かかり、1回の接種で約5年間免疫が持続します。季節を問わず接種することが可能です。